日本選択理論心理学会は、日本学術会議協力学術研究団体で、『選択理論心理心理学』を専門とし、同心理学に関する研究、及び、普及啓発活動を行っている、我が国唯一の学会です。現在、選択理論心理学を研究・実践・学習されている方、約800名を会員としています。 選択理論心理学のうち、主に学術研究面での発展と、学会員への継続的な学習環境を提供するために、認定NPO法人日本リアリティセラピー協会から派生し、1993年に本学会が設立されました。
選択理論心理学は、アメリカの精神科医、ウィリアム・グラッサー医学博士によって提唱された、『人間の脳の働き』について説明した理論であり、「人は何故、いかに行動するのか?」ということを心理学的に分かりやすく説明したものです。人間の脳の働きを説明しているものなので、性別、国籍、人種、年齢、時代、環境を問わず、人間が存在しているあらゆる事象に適応が可能です。その為、選択理論心理学の活用領域は幅広く、産業、教育、福祉、司法、厚生、医療等の各分野に広く用いられ、ますます重要性が認識されてきています。
日本だけでなく、世界で注目されています。提唱者亡き後、ウィリアムグラッサー国際協会(William Glasser International, Inc)が組織され、世界を6地区に分け、選挙で選ばれた13人の理事が定期的に理事会で討議し、運営されています。2016年現在、アジア地区から2人の理事が選出されています。
日本は、アジア地区に属し、地区には香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシャ、フィリピン、シンガポール、台湾、タイが含まれています。2016年現在で、アジア地区からは、日本と韓国からひとりずつ合計2人が選出されています。
また、精神科医やカウンセラーの行うカウンセリング業務や、企業内管理職における部下のマネジメント、学校や教育における生徒指導、刑務所などの更生施設、自分自身のストレスマネジメントやセルフコントロールなど、家庭、職場、学校、地域社会活動などのあらゆる人間関係形成において適用されています。
なお、本学会は、選択理論心理学を学んだ方が活躍しやすいよう、「資格認定制度」を整えており、資格付与も行っています。選択理論心理学を学んでみたい方、選択理論心理学の研究・教育・実践に意欲的・積極的な方のご入会を心からお待ちしています。
但し、ペーパー会員にならないよう、年次大会での発表や、学会誌への論文投稿、各種行事へのご参加を期待しています。